有馬温泉へ旅行に行くというのは基本的にお温泉を楽しむことがメインになります。
けれどもせっかくなら少し街を歩いてその風情も楽しみたいもの。お風呂の合間を縫って街歩きをしたくなった私は「有馬玩具博物館」にふらりと立ち寄りました。

メインストリートの入口からはすでにミュージアムの建物が見えています。操り人形のオブジェが遠くからも目立って分かりやすい!

通りに面した外観はこちら。

早速入場することに。ちなみに大人ひとり800円でした。

入口には大きな大きなくるみ割り人形が門番のようにお出迎え。目ヂカラが効いていますね。

その横にはたくさんの工具が所狭しと並んだ工房がありました。イベントなども行われているようです。
そしていざ中に入ると!そこはたくさんのおもちゃで溢れかえっていました。おもちゃって子どもたちから大人まで笑顔になりますよね。みんな思い思いにおもちゃに触れて盛り上がっているようでした。
またこちらでは階ごとにテーマを分けておもちゃが展示してあるブースも。上から下へと降りてくる順路になっていたので順を追って紹介します。
6階「ドイツの伝統的なおもちゃ」

ここでは有名なくるみ割り人形や煙出し人形がたくさん!勢ぞろいすると迫力満点です。直立不動のそのスタイルに愛嬌を感じました。

そのほかではドイツの工芸品が細かい説明と共に展示してあるものに私は惹かれました。

ひとつの丸太からろくろの技術で切り出される動物たち。すばらしい職人技に思わず見入ってしまいました。
5階「現代のおもちゃ」

この階は実際に手に取って遊ぶことができるおもちゃが取り揃えてありました。どれも本物の木のぬくもりを感じる優しいものばかり!
子どもたちからは楽しそうな声。ボードゲームに熱中している大人もいました。
4階「からくり人形オートマタ」

オートマタと呼ばれる新しいからくり人形はイギリスのもの。シンプルな仕掛けの組み合わせで人形が生き生きとユーモラスに動きます。この表情、味わいありますよね。
なぜ有馬とおもちゃがつながるのか??おもちゃを愛する人と有馬を愛する人の交流によってこの地に生まれたようです。

このおもちゃがいっぱいの夢のような空間には私が子供の頃に遊んでいたものとは少し違った、海外からやってきた美しい工芸品に出会うことができました。
みなさんもしばしタイムスリップ。自分の中の童心を目覚めさせてくれるおもちゃの数々をぜひ手に取ってみてください。旅情も加わって思いがけないような感覚に浸れることと思いますよ。
- 料金:大人800円
- 営業時間:9:30~18:00(最終入館17:30)
- 定休日:不定休
- アクセス:神戸電鉄有馬温泉駅から徒歩5分
- Web:https://www.arima-toys.jp/
