神戸市

【神戸】光の祭典「神戸ルミナリエ」会場への行き方と見どころ

神戸ルミナリエは、1995年1月の阪神淡路大震災による犠牲者への鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託して始まった光の祭典です。

大震災が起きた年の12月に初めて開催されて以来、震災の記憶を語り継いで都市と市民の希望を象徴する行事として毎年開催されています。

今回は2017年に訪れた際の写真を交えつつ、神戸ルミナリエ会場への行き方や注意点などをご紹介します。神戸ルミナリエを初めて訪れる方の参考になると幸いです。

神戸ルミナリエ会場への行き方

神戸ルミナリエの開催場所は、三宮駅~元町駅の南側にある旧外国人居留地の仲町通りと東遊園地です。会場周辺は交通規制され、駐車も禁止なので、会場近くまでは電車を利用することになります。

最寄り駅はJR/阪神「元町駅(東口)」。会場内は元町方面から東遊園地方向へ進む一方通行となっており、混雑時は案内に従い列に並びながら会場へ進むことになります。

会場までの通りにもイルミネーションが灯され、きれいなイルミネーションを見ながら進むことができますよ。

神戸ルミナリエの展示作品

ルミナリエ会場の入口は仲町通りの「浪花町筋交差点」。ここから仲町通り終点まで光のトンネルが続きます。

作品のテーマは毎年異なり、2017年度の作品テーマは「未来への眼差し」でした。ここで2017年の作品をご紹介します。

こちらは「フロントーネ」。荘厳な光の世界に包まれたあまりの美しさに、周囲から歓声も聞こえてくるほどでした。

ガレリア「シャンデリアの回廊」。遠近感のある光の回廊で、明るく鮮やかな光のアーチが美しく輝きます。

連続する美しいアーチ、そして両側に飾られたパネルの組み合わせは、とても美しく華やかな雰囲気。

仲町通りをとおり抜けると、メイン会場の東遊園地の広場に到達します。

光の壁掛けスパッリエーラ&三連の光の回廊ガレリア「壮大な寺院」。幅44mもある壮大なスケールの作品です。

中央のトンネルは、放射状に広がるデザインとイタリアのトリコロール(緑・白・赤)のグラデーション。トンネルの奥に見えるのは光の聖堂「カッサ・アルモニカ」。

作品を横から眺めると、ちょっと違った雰囲気も楽しめますよ(フラワーロード沿いの通路から撮影)。

「神戸開港150周年記念」の作品。神戸ポートタワー・海カモメ・碇の形が分かりやすい!

「兵庫県政150周年記念」の作品。右側に見える黄色い鳥は、兵庫県のマスコット「はばタン」。

噴水広場ではイベントも!

東遊園地の噴水広場では、ライトアップだけではなく「踊る!KOBE光のファウンテン」というイベントも開催。音楽に合わせて音と光のショーを楽しめます。

また、噴水広場ではご当地グルメを楽しめる飲食ブースも出店。神戸のおいしいグルメを食べながら音と光のショーを楽しむのもいいですね。

ちなみに、メイン会場の東遊園地へはフラワーロード沿いから直接入ることもできます。ただし、東遊園地から逆走して神戸ルミナリエへの入り口である光のトンネルへ行くことはできません。

「光のトンネルは絶対通りたい!」という方は、必ず元町駅から神戸ルミナリエの会場を訪れてくださいね。

混雑を避けて見るには?

神戸ルミナリエは毎年、累計300万人以上の人が訪れます。1日の来場者数は25万人前後、土日はその倍の40~50万人以上の人が訪れることも。

私は開催2日目の土曜日の20時前に訪れましたが、ルミナリエ会場入口にたどり着くまで何度か並んだまま立ち止まって待つ必要がありました。会場入口まで20~30分ほどかかったと思います。

ちなみに、会場入口~メイン会場までは、だいたい10分ほどでした。

特に点灯時間の前後と土日に人が集中しやすい傾向のようなので、混雑を避けたい方は平日の少し遅めの時間に訪れると良いかもしれません。

点灯時間
  • 月~木曜日:18:00頃~21:30
  • 金曜日:18:00頃~22:00
  • 土曜日:17:00頃~22:00
  • 日曜日:17:00頃~21:30

神戸ルミナリエを訪れる際の注意点

開催日は12月なので気温も下がり寒いです。訪れる際は暖かい服装で向かいましょう。

混雑時の撮影は列の後ろがつかえてしまうため、立ち止まっての撮影は禁止されています。写真を撮りたい方は、事前にカメラの設定・準備などを済ませておきましょう。

会場内は食事をとれる場所がなく、(東遊園地の広場を抜けた後の)フラワーロード沿いの屋台、または噴水広場の飲食ブースまで行く必要があります。

さらに会場内のトイレは場所が限られていますので、事前に済ませておくと安心です。

募金で協力しよう!

神戸ルミナリエは、企業からの協賛金や企業募金、個人からの募金によって開催されています。しかし、寄付金や募金が減少すれば運営資金不足により存続が厳しくなっていくとのこと。

運営事務局では、ふるさと納税や口座振込やクレジットカード、クラウドファンディングなどさまざまな方法で募金を受け付けており、当日の会場でも1人100円募金を行っています。

ルミナリエを見たい方はぜひ募金へ協力しましょう。