鼓のような音がする鼓滝
次は雌滝~雄滝の中間地点にある布引の滝「鼓滝(つつみがだき)」へ向かいます。
雌滝の入口手前に雄滝へ向かう階段があるので階段を上っていきます。ちなみに、雌滝から雄滝までは250mほど。雄滝を通って、布引貯水池・ハーブ園に行くことも可能です。
階段を上った先はゆるやかな坂道。左側には布引滝の和歌(藤原良経)の歌碑があります。
まっすぐ進むと、T字路にぶつかります。
右側の道(急な下り坂)は、新神戸駅へ戻る道。来るときに通った砂子橋の奥にある道に直結しています。
左側の道(急な上り階段)が鼓滝へ向かう道です。雄滝や雄滝を経て、布引ハーブ園・市ケ原・摩耶山にもつながっています。
階段を上り鼓滝を目指しましょう。
階段を上り終えた後はさらに登り坂。距離はそれほどありませんが、かなり勾配のきつい登り坂なので、いかにも「山登り」の感覚を楽しめます。
左側に流れる川の涼し気な音を耳にしながら道なりに進むと…
テラスのような場所に「鼓滝」と書かれた石を発見!その先にあったのが、鼓滝(つつみがだき)です。
夏に訪れたたため緑が生い茂っており、ちょっと見にくいですが、鼓のような音がすることから「鼓滝」と名付けられたそう。
ちなみに雌滝から鼓滝までは徒歩5分ほど。急な坂道を上ったので、もっと歩いた気もしましたが、時間的には意外と近いです。
迫力満点の雄滝と夫婦滝
最後はいよいよ、鼓滝の先にある雄滝と夫婦滝へ向かいます。
鼓滝の少し先には激しい勢いで流れる川が。雄滝から流れてくるのでしょうか…?
そのまま道なりにまっすぐ進むと…
布引の滝「雄滝(おんたき)」と「夫婦滝(めおとだき)」に到着です。鼓滝からは徒歩3分ほど。あっという間でした~!
雄滝と夫婦滝は、滝つぼを通じて繋がっています。
滝の上の部分が雄滝(おんたき)。布引の滝の中では最大の落差43mもある滝です。
滝が流れ落ちる音が「ドドドドッ!」と大迫力。流れ落ちる水の姿がとっても男らしく、勇壮な雰囲気でした。滝に近づくと、水しぶきが飛んできて、とっても気持ちよかった~!
滝の下の部分、雄滝の滝つぼから流れ落ちているのが夫婦滝(めおとだき)。2つに分かれて流れる滝が1つになることから名付けられたそう。
雄滝と夫婦滝の目の前には、滝をゆっくり眺められるベンチがあり、そこから上を見上げると、濃い緑と青空の中をハーブ園行きのロープウェイがのんびり行き来していました。
雄滝・夫婦滝では、観光客や登山客の方だけでなく、サラリーマン風のスーツ姿の方も見えたので、きっと新神戸駅の待ち時間に布引の滝を訪れたのでしょう。
そのくらい布引の滝は新神戸駅からアクセスしやすい場所です。
ちなみに雄滝の横の階段をさらに上っていくと、老舗の茶屋「おんたき茶屋」があります。雄滝を見下ろせる場所にあり、そこから見る雄滝の景色もまた絶景!お時間があればぜひこちらもお立ち寄りください。
布引の滝(雄滝・夫婦滝)から新神戸駅への帰り方
さて、布引の滝の絶景を楽しんだら新神戸駅に戻りましょう。今回は雌滝を経由したため、来たときとは違った道のりになります。
雌滝から鼓滝に向かう途中にあったこの急な下り坂の道、覚えていますか?新神戸駅までショートカットで帰れる道です。まずはここまで戻ります。
ここまで着いたらあとは坂道をひたすらまっすぐ下ります。かなり急な坂道なので、足を踏み外さないように足元に十分気をつけてくださいね。
ひたすら下ると砂子橋が見えてきます。あとは新神戸駅まで来た道を戻るだけです。雄滝・夫婦滝から新神戸駅までは徒歩6分ほど。下りの坂道なので、あっという間に戻ることができますよ。
今回は布引の滝だけでしたが、雄滝の先には「みはらし展望台」や「猿のかずら橋」「谷川橋」「布引ダム」など、ほかにも見どころのスポットがたくさんあります。
夏は日陰が多くて意外と涼しく、森林浴を楽しみながら向かうことができ、春は桜・秋は紅葉・冬は雪景色と季節によってさまざまな景色を楽しむことができます。
新神戸駅から徒歩5分~10分と、とても近いので、新神戸駅を利用される際にはぜひ足を伸ばしてみてください。
- アクセス:新神戸駅から徒歩5~10分